柴犬こちゃの幕末・維新史跡探索ノート

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zoom RSS 伝馬町牢屋敷跡と吉田松陰終焉の地

<<   作成日時 : 2011/10/30 20:41   >>

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東京都内の吉田松陰の主な史跡といえば、

まずは世田谷の松陰神社と、
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そして、南千住の小塚原回向院のお墓でしょうか。
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                *

今日は三つめの史跡、小伝馬町の「吉田松陰終焉の地」を訪れ
ました。地下鉄日比谷線の小伝馬町駅でおります。

おりてすぐ交差点をわたると、大安楽寺がありました。
大安楽寺は、受刑者をとむらうために、明治になってから建てら
れたお寺だそうです。
住所は中央区日本橋小伝馬町3-5になります。
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この地一帯は、かつて「伝馬町牢屋敷」があったところです。
多くの人たちがここで亡くなりました。
赤い文字が刺激的です。
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安政6年(1859)10月27日、吉田松陰もここで生涯を閉じました。

大安楽寺の前の、せまい道路の反対側に公園があります。
(下の画像の左側になります。)
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十思(じっし)公園といいます。
ごく普通の小さな公園です。ここもかつて牢獄があった場所です。
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その公園の片隅に吉田松陰終焉地の碑がひっそりとあります。
大げさではなく、忘れられたように、本当にひっそりとありました。
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右側の大きな石碑に、有名な辞世の句が書かれています。
石が汚れくすんでいて、画像からは読みにくいですが……
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 身はたとひ 武蔵の野辺に朽ぬとも
 留置まし 大和魂

留魂録(りゅうこんろく)の冒頭に出てくる、有名な辞世です。

留魂録は、処刑の前日に、吉田松陰が江戸小伝馬上町の
牢内で書き上げた五千字ほどの遺書≠ナす。

留魂録から松陰の言葉をひろってみると、
「吾れ行年三十、一事成ることなしくて死して禾稼(かか)の未
だ秀でず実らざるに似たれば惜しむべきに似たり。
然れども義卿の身を以て云えば、是れ亦秀実の時なり、何ぞ
必ずしも哀しまん。」

私は三十歳で生を終わろうとしている。
いまだ一つも成し遂げることがなく、このまま死ぬのは、これ
までの働きによって育てた穀物が花を咲かせず、実をつけな
かったことに似ているから惜しむべきかもしれない。
だが、私自身について考えてみれば、やはり花咲き実りを迎
えたときなのである。
『吉田松陰 留魂録』(全訳注 古川薫 講談社学術文庫)
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松陰の死後、『留魂録』は門下生のあいだで回し読みされます。
そして写本となって、志士たちの聖典と化していきます。

松陰の年齢をとうに過ぎてしまった人間として、152年後の今、そ
の地に立ってみると、重いものを感じざるを得ない、そんな史跡
散策でした。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは♪

「伝馬町牢屋敷」では多くの方が処刑されたのですね。

吉田松陰さんはとても純粋な方だったのかなと感じております。

いちゆうさんは、『留魂録』も読まれたのですね。
みーおでん
2011/11/06 16:13
みーおでんさん、こんばんは。
松陰は、とても純粋な心をもって
いた人のようですね。
『留魂録』は文庫本で読みました。
そんなに長くはないですね。
死の前日に書いたそうですから、
文章からは微妙な心理状態が伝
わってきます。おすすめです。
いちゆう
2011/11/07 21:25

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