井伊直弼の密偵、村山たかの終焉の地である京都・金福寺 (こんぷくじ)へいきました。 叡山電鉄の一乗寺で降りて、有名な下り松のところで右にま がります。 ![]() やがて、石柱を発見、もうすぐです。 * 村山たかといえば、 大老井伊直弼の協力者。近江国の社僧の娘。直弼の寵を うける。 直弼が安政の大獄を断行したさい、直弼の臣、長野主膳 を助け諜報活動に従事した。 直弼暗殺後、攘夷派浪士により三条大橋にさらされた。 そののち、京都(金福寺)で尼になる。 『日本歴史大辞典』(小学館)より抜粋) そうです、あの生きざらし≠フ絵は強烈に印象にのこって います。 たかは多くの男性から愛されたようです。 かなり魅力的な女性だったんでしょう。いわゆる熟女≠ニ しての魅力なのかなあ、なんて勝手に妄想してみたりする私。 * 駅から15分ほどで金福寺につきました。 (左京区一乗寺才形町20) ![]() 小さなお寺です。 受付の方いわく、 村山たかを訪ねてくる人より、松尾芭蕉や与謝蕪村ゆかり の寺として訪れる人の方がはるかに多いんです。 なるほど、俳句の聖地のようです。 本堂です。 たかは、この寺で14年間の余生をおくり、67才の生涯をと じたとのことです。 ![]() こちらは、蕪村が再興したという芭蕉庵です。 ![]() * 本堂の中の展示室にはいりました。 さっきまでいた訪問者もいつのまにかいなくなって、誰もい ません。撮影もあえて禁止されていないようです。 村山たかの位牌です。 ![]() たか女がさらされたときの図です。(複製でしょう) 歴史の本によく出てきます。 ![]() 村山たか自身が刺繍をした壇引(これは本物)です。 壇引とは、仏壇の前に垂らすものだそうです。 ![]() 井伊直弼の懐刀、長野主膳の絵がありました。 なかなかのイケメンです。 彼は、直弼の元カノであったたかと密通していたようです。 ![]() たかが建てた弁天堂です。寺の入り口近くにあります。 (画像に、縦に走る白い影は雨です。) ![]() ![]() 彼女のお墓は近くの圓光寺にあるそうです。 冷たい雨のなかを、そこに向かいました。 * ところで、金福寺にくる前に村山たかがらみの小説を読み ました。 まずは、『「花の生涯』(祥伝社文庫 上・下)。 NHKの大河ドラマの第1作です。 主人公は井伊直弼でも、村山たかが登場する作品として、 これが定番でしょう ![]() さらに新田次郎文学賞をもらったこちら(文春文庫)もあります。 ![]() 女流作家らしい筆致で、たかの心情を見事に描いています。 (続きます) さらに詳しくは→ ![]() にほんブログ村 |
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井伊直弼の密偵 村山たか女めぐり_圓光寺
金福寺のあと、、村山たかのお墓を訪ねるため、圓光寺(え んこうじ)に向かいました。 ...続きを見る |
柴犬こちゃの幕末・維新史跡探索ノート 2012/04/20 22:34 |
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